多くの建設工事現場では「安全第一」と唱えられており、労働災害防止に注力しています。
しかし2015年以降、建設業の死傷者数は15000人前後、死亡者数は300名前後で減っていません。
新聞やテレビでは、工事現場での悲惨な事故が毎月のように報道されています。

さらに、2024年4月からは残業時間の上限規制が施行され、現場に不慣れな労働者が働くようになったり、作業を急ぐばかりに事故が増えることが予想されます。

そこでこのたび、安全コンサルタントの辻太朗さんに「ホンネとタテマエの中で本当の安全をつくる」～皆でつくろう　安心・安全・信頼職場～と題してご講演いただくことになりました。
辻太朗さんは、安全のプロとして、安全研修や講演を全国で実施されています。

また私降籏は「ヒューマンエラーはなぜ起きるのか」と題してお話しします。

労働災害を撲滅したいという建設会社の経営者、経営幹部、安全担当者にお勧めの講演会です。

株式会社辻安全サービスセンター　代表取締役
辻　太朗　氏

保護具メーカーにて保護具の知識と安全をとりまく環境について経験。
その後、コンサルティング業務を中心とした辻安全サービスセンターに入社。
安全に絶対は無いことや安全には「ホンネとタテマエ」が存在することを知る。
とくに安全パトロールや安全会議、事故再発防止会議からは「安全第一」の前に立ち塞がる
問題（納期・品質・予算・人間関係・雇用環境の変化）などがあることを知る。
「ご安全に！」を合言葉に安全な「人」、「組織」、「環境」づくりを日々サポートしている。

NPO法人建設経営者倶楽部KKC理事長
ハタコンサルタント　代表取締役　降籏　達生

1961年、兵庫県神戸市生まれ。
小学生の時に映画「黒部の太陽」を観て、
困難に負けずにトンネルを掘り進む男たちの姿に憧れる。

83年に大阪大学工学部土木工学科を卒業後、熊谷組に入社。
ダム工事、トンネル工事、橋梁工事など大型工事に参画。
阪神淡路大震災にて故郷兵庫県神戸市の惨状を目の当たりにして開眼。
建設コンサルタント業を始める。建設技術者研修22万人、現場指導6,000件を超える。